2014年5月17日土曜日

Chiloschista usneoides(キロスキスタ ウスネオイデス)


Chiloschista usneoides(キロスキスタ ウスネオイデス)

”無葉蘭”葉が無く、短い茎と根のみの不思議なランに花が付きました。
過去にも一度購入したのですが、いつの間にやら枯れてしまい、栽培の難しいイメージがあります。

この株は2月の東京ドームで海外の業者さんから購入しました。
日本初登場、キロスキスタの白花だそうです。
白というより、ちょっとクリーム色っぽいですね…(・∀・;)


栽培は今の所、1日1回たっぷりと霧を吹いてます。
湿度を保つために、コンポストを巻いてやりたいところなのですが
葉が無い為、根で光合成をする必要があるでしょうし、難しいところですね。

この蘭については、興味深い点がいくつかあります。

まず、葉がでます!
え、無葉蘭じゃないの(´д`)?と言いたくなりますが、茎が成長するためなのか
時折、中心から小さな葉が出てきますが、すぐに枯れてしまいます。
そのまま成長して光合成すればいいのに・・
なぜこんな進化をしたのか気になりますね。

根も不思議です。
葉以外の形態が良く似ているファレノプシスと比べると
表面に細かい毛の様な物が生えていますが、光合成をする為に緑色をしている訳でもないですし
水で濡らすと褐色です。
蘭菌と共生しているはずなので、栄養分を菌から吸い上げているとしても
こんな根で光合成できるのだろうかと・・・

どんな場所に自生しているのか、気になるランです。